便利屋のメリット・デメリット

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1. 不用品回収業者と便利屋の違い

不用品を回収してもらいたい時は、不用品回収業者や便利屋に依頼します。
不用品回収業者と便利屋については聞いたことがある方が多いと思いますが、2つの業者の違いを理解していますか。
料金はどちらに依頼する方が安いのでしょうか。
この記事では、主に便利屋にフォーカスして、メリット・デメリットについて解説していきます。
また、不用品回収業者と便利屋の料金比較も記載しているので、不用品回収を依頼する時の参考にしてください。

1-1. 便利屋に依頼するメリット・デメリット・作業料金

便利屋への依頼には、メリットとデメリットの両方の側面があります。
メリットとデメリットを把握することで、不良品回収業者と便利屋のどちらに依頼すれば良いのかをスムーズに決められるようになるはずです。
ここからは、便利屋に依頼するメリットやデメリットを説明していきます。
実際に2つの業者に依頼した場合、どのくらいの料金がかかるのかも調べてみました。

1-2. 便利屋に依頼するメリット

便利屋に依頼すると、どのようなメリットがあるのでしょうか。
便利屋に依頼するメリットを把握すれば、不用品回収業者と便利屋のどちらに依頼するべきかが見えてきます。
ここからは、便利屋に依頼するメリットを紹介します。
不用品回収の依頼を検討している方は、自身のケースと照らし合わせながら確認すると、便利屋に頼むのが良い方法なのかを検討しやすいはずです。

1-3. ゴミ回収以外にも依頼することがあるとき

ゴミ回収以外にも依頼することがある時は、便利屋に依頼する方がメリットがあります。
便利屋の仕事範囲は広く、どんな仕事でも請け負ってくれます。
例えば、お墓の掃除、代理出席、大工仕事、雪かき、飼い猫(犬)探し、ゴキブリやハトの駆除、パソコンのセットアップ、データ入力など、仕事内容は様々です。
こんなことを頼めるのかと思うようなことでも、便利屋は引き受けてくれます。

不用品回収だけでなく、他の作業も依頼したい時は、不用品回収より便利屋に頼む方が安いです。
ただし、全ての依頼が他の業者より安くなる訳ではありません。
不用品回収のみ依頼するなら、料金は割高になるので注意が必要です。
なぜなら、不用品回収に特化した料金プランを作っていない業者が多いからです。
対応してもらえる作業内容が豊富な便利屋の場合、特定の作業専用の料金プランではなく、時間や作業人数に合わせて料金を用意しているところが多い傾向にあります。
不用品回収を頼むと、価格が高くなるので、必ず無料で見積もりを取ることをおすすめします。
専用の料金プランがない分、複数の作業を依頼したい時は、便利屋の方が安くなる場合があります。

1-4. 引っ越しとゴミ回収を同時に行いたいとき

便利屋が様々な仕事を請け負ってくれることは、上記でお伝えした通りです。
先程ご紹介した依頼内容の他、引越しの手伝いをしてくれる便利屋が数多く存在します。
引越しと同時にゴミ回収をしてもらいたいなら、引越し専門業者ではなく便利屋に依頼してみましょう。
引越し専門業者に依頼する場合、引越し荷物は運搬してくれますが、不用品回収ができない業者は少なくありません。

しかし便利屋の場合は、引越し荷物のまとめや引越し荷物の運搬、部屋の掃除、不用品回収などの全ての作業を依頼することができます。
家具や家電の移動も手伝ってくれるので、引越し専門業者とほとんど変わらないレベルのサービスを提供してもらえます。
便利屋に引越し業務を頼むと、引越しのタイミングで不用品回収も行ってくれます。
引越しと不用品回収に2回立ち会う必要がないので、時間がない方におすすめです。

1-5. ゴミの分別をしたくないとき

便利屋に依頼するメリットの3つ目は、ゴミの分別をする必要がないことです。
不用品回収業者でもゴミの分別をする必要はないですが、専門業者ではない便利屋に依頼する場合も、ゴミの分別に時間が取られることはありません。
専門業者と同じように作業してもらえるのは、嬉しいポイントです。
面倒な作業は全て業者側が対処してくれるので、安心して不用品回収依頼ができるでしょう。

1-6. 細かな雑務をお願いしたいときなど

細かい雑務をお願いできるという点も、便利屋に依頼するメリットの一つです。
便利屋は不用品回収の他に、細かい雑務にも対応してくれます。
例えば、草刈り・庭仕事、壁の落書き掃除、家具の組み立て、運動会の場所取りなどの各種代行、学校行事でのビデオ撮影、棚の取り付け、旅行中の植物の世話などの雑務です。
こうした雑務を請け負ってくれる業者は少ないので、便利屋だからこそ受けてもらえるサービスといえます。
不用品回収の他に、お願いしたい雑務がある場合は、便利屋に依頼すると一気に解決してくれるでしょう。
便利屋によって対処できる雑務が異なるので、対応可否を事前に確認してください。

1-7. 便利屋に依頼するデメリット

便利屋に依頼するメリットはたくさんありましたが、もちろんデメリットもあります。
ここからは、便利屋に依頼するデメリットを紹介します。
便利屋への作業依頼を考えているなら、メリットとデメリットの両方の側面があることを理解しておきましょう。

1-8. 便利屋は不用品回収の専門ではない

便利屋は名前の通り、様々な作業に対応してくれる業者です。
不用品回収業者とは違い、便利屋には不用品回収の専門性はありません。
便利屋は一つのサービスに特化しているのではなく、日常で困る様々なことを総合的にサポートしてくれる業者です。
そのため、不用品回収に関しては、仕事が雑な業者が多いという一面もあります。
不用品回収時に触ってほしくない大切なものがある場合は、予め避けておくことをおすすめします。

一方不用品回収業者は、不用品回収に関するエキスパートなので、不用品の買い取りや遺品整理代行サービスなど、不用品に関する様々な業務を依頼できます。
依頼人の大切なものを整理するケースがあるため、不用品回収業者は丁寧に作業してくれるところが多い傾向にあります。
ゴミ屋敷の掃除や遺品整理の経験が豊富なだけでなく、業者の中には不用品回収に関する研修を行っているところもあります。
作業に必要な知識を身につけてから依頼を受ける業者が多いので、安心して作業を任せられるでしょう。

1-9. 専門業者に比べて作業料金が高い

便利屋の不用品回収は、専門業者と比べると作業料金が高くなります。
その理由の一つは、買い取りサービスをする便利屋が少ないという点です。
不用品回収業者の場合は、価値がある家電や家具なら買い取りするサービスを実施しているところが多いです。
綺麗に使っていたものが多いなら、買い取り金額が不用品回収の金額を上回ることもあるでしょう。
その場合は、不用品回収料金が無料になることも考えられます。
しかし便利屋の場合は、あくまで不用品回収しか行っておらず、家電や家具を引き取るためのリサイクル料金が高くなることが多いです。

また先程お伝えした通り、不用品回収を下請けに頼んでいる便利屋の場合は、料金が高くなる傾向にあります。
なぜなら、開業してまもない業者は不用品回収の許可を持っていないからです。
便利屋に比較的安い価格で不用品回収をしてほしいなら、長く営業している地域に根付いた便利屋を探すことをおすすめします。

1-10. 資格を持っていない違法な可能性が高い

便利屋に依頼するデメリットの一つは、資格を持っていない違法業者である可能性が高いことです。
便利屋は不用品回収の専門業者ではないため、一般廃棄物や産業廃棄物を取り扱う資格を保有していない業者が多いという問題があります。
不要品を取り扱う業者には、古物商許可が必要なケースがあります。
古物商許可は、中古品を売買する時に必要になる許可です。
回収品をリユースやリサイクルしている業者なら、この許可を持っているかを確認する必要があります。
またゴミの種類によって、廃棄物の収集には一般廃棄物収集運搬業許可、産業廃棄物収集運搬業許可、特別管理廃棄物収集運搬業許可のいずれかの許可が必要になります。

事業系一般廃棄物と家庭系一般廃棄物の場合は、一般廃棄物収集運搬業許可が必要になります。
一般廃棄物とは、家庭で出たゴミのことです。
ビジネスで一般廃棄物を収集したり運搬したりすることは、一般廃棄物収集運搬業許可を持っている業者しかできません。
しかし一般廃棄物収集運搬業許可は市町村で管理しているもので、新規取得が難しいといわれています。
なぜなら、市町村が新しい業者が必要だと判断した時だけ、新規の募集が行われるからです。
新しく開業した業者の場合は、特に注意して資格有無を確認しましょう。

また、産業廃棄物の取り扱いには、産業廃棄物収集運搬業許可が、特別管理産業廃棄物と特別管理一般廃棄物の取り扱いには、特別管理廃棄物収集運搬業許可が必要になります。
産業廃棄物は事業活動により出たゴミのことです。
廃棄物処理法に定められた20種類のゴミが該当します。

この20種類は、燃え殻、汚泥、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類、ゴムくず、金属くず、ガラス・コンクリート・陶磁器くず、
鉱さい、がれき類、ばいじん、紙くず、木くず、繊維くず、動物系固形不要物、動植物性残さ、動物のふん尿、動物の死体特別管理、産業廃棄物の処分に使ったもののことです。
一般廃棄物・特別管理産業廃棄物は、毒性・感染性・爆発性など危険性があるゴミのことを指します。

資格を取得していない業者の中には、不用品回収を下請けに依頼しているケースがあります。
その場合は、不用品回収専門業者と比べると、料金が割高になってしまうのが特徴です。
また必要な資格を持たずに営業している業者も少なくありません。
資格がない業者は違法となるので、こういった業者に依頼しないよう注意してください。
便利屋に不用品回収を依頼したい場合は、業者の公式サイトなどで事前に資格保有有無を確認することをおすすめします。
各市町村の公式サイトで資格を保有する業者リストを確認することもできます。

1-11. 不用品回収業者と便利屋の料金比較 

不用品回収業者の場合、相場適正価格のA社に依頼するなら、軽トラパックは12,800円〜、1.5tトラックパックは29,800円〜となっています。
基本料金や出張費はなく、定額パックの料金プランが提供されています。
B社は部屋の大きさによって料金が変わるタイプで、ワンルームは15,000円〜、1DKは29,000円〜の価格で対応してもらえます。
定額パックは作業時間が長くなった場合も、同じ金額で対応してもらえるのでお得な料金プランといえます。

一方便利屋の場合、A社では作業費が1名につき1時間3,000円、出張費1名につき2,000円、車両費1台につき3,000円〜などの費用がかかります。
B社に依頼すると、作業費が1名につき1時間2,500円、出張費1名につき1,500円、車両費1台につき2,000円です。
両社とも作業内容によっては、追加料金が発生する場合があります。
そのため、見積もりをしてもらわない限り、最終的にどのくらいの金額になるかは分かりません。

不用品回収業者の場合は、積み放題パックなどの定額料金プランが設定されていることが多いのが特徴です。
不用品の量や部屋の大きさに合った料金プランを選べるため、不用品回収業者に頼んだ方がお得に対応してもらえるケースが多いでしょう。
不用品回収業者は独自のリサイクルネットワークを構築しているところもあるので、便利屋に比べて料金が安くなるというメリットもあります。
特に全国各地に展開している大手企業は値段を抑えられる手段が多いので、より格安な料金プランが用意されているはずです。

また、不用品回収業者は買い取りサービスを実施しているところも多いため、負担費用が無料になることも少なくありません。
家電や家具なども処分したいと考えているなら、不用品回収業者に依頼し買い取りサービスを利用した方が、値段を最大限まで抑えることができるでしょう。
買い取りサービスは見積もりを取った後に売るかどうかを決めることができます。
買い取りしてもらうか悩んでいる商品も、取り敢えず買い取り可否を見てもらうことをおすすめします。

2つの業者の違いを理解しましょう

便利屋は、どんな困りごとでも対応してくれる便利な業者です。
しかし不用品回収業に特化している訳ではないので、料金が割高になることが多いようです。
不用品回収の他に頼みたい仕事がない場合は、買い取りと処分を両方対応してくれる不用品回収業者がおすすめです。
買い取り価格によっては、かなり格安の料金で対応してもらえるでしょう。

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